パンフレット 会社案内制作実績
(業種|建設・不動産・プラント、製造業)
ゼロ・ジャパン株式会社
業界から必要とされている独自技術を解き明かすパンフレットデザイン
会社案内を通じて「PCB廃棄物処理のプロ」をどう訴求するか
ゼロ・ジャパンは様々な事業を通じて、資源を有効活用するためのリサイクリング、有害物質の除去・無害化を目的としたソリューションを提供しています。今回の会社案内を制作するに至った背景には、2027年に終了する「PCB特措法」が関係しています。PCBとは「ポリ塩化ビフェニル」のこと。電気機器の絶縁油や熱交換器などに広く使用されている一方で、その有害性が問題視されており、国内では2027年3月を期限に撤廃を目指しています。しかし、残された時間は決して充分とはいえません。SDGsの観点からしても、業界が直面する喫緊の課題といえるでしょう。解決の一端を担うのが、高度な環境貢献技術を備えるゼロ・ジャパンです。低濃度PCB廃棄物の民間処理業者であり、独自のVTR(真空加熱分離)法によって、PCBを安全かつ確実に分離回収できます。いわば、PCB廃棄物処理のプロフェッショナル。今後さらなる需要拡大が見こまれるPCB廃棄物の処理において、いかにして競合他社と差別化を図り、社会課題の解決に結びつけていくのか――。それが今回の会社案内のテーマといえます。専門性が求められる内容なので、サイエンス分野を得意とするライターをアサイン。ゼロ・ジャパンの担当者やライターを交えながら、会社案内の方向性を固めていきました。
キービジュアルの世界観に合わせたフォントセレクト
前述のように、この会社案内のターゲットはPCB廃棄物の処理に課題を抱える事業者です。そのため、冒頭のページでは、ゼロ・ジャパン設立の経緯とともに、ゼロ・ジャパンがPCB廃棄物処理の「真のプロ」と呼ばれる5つの理由を提示しました。「優れた独自のPCB処理技術」「豊富な導入事例と処理実績」「ゼロエミッション実現に加え、プラスの資産に再生」といったコピーがゼロ・ジャパンの信頼性を底上げします。次ページからはこの冊子の肝ともいえる、技術・ソリューションの紹介へ。VTR法やSMCC(金属ナトリウム添着セラミックス)分解・洗浄法などの専門用語が並びますが、ライターが1から平易な文章に書き起こしています。ちなみに、表紙のキービジュアルは実際に利用されている処理装置です。デザイナーがメカニカルな佇まいに惚れこみ、熱のこもった提案から見事、採用にこぎつけました。表紙のタイトルに使われているフォントがSFアニメを彷彿とさせ、より世界観を際立たせています。