制作実績

パンフレット制作実績

株式会社昭文社

インバウンド向け新サービスのキービジュアルとパンフレットデザイン

キービジュアル、コピーから
パンフレットまでトータルに制作

アジアからの観光客が日本に期待するものはさまざま。伝統的な風景や食はもちろん、サブカルチャーやハイテク機器まで、まさに“ごった煮”のニーズがあります。地図・ガイドブックの昭文社が新しくサービスを開始した「DiGJAPAN!(ディグ ジャパン)」は、そうした多様なニーズに応える情報満載のスマートフォンアプリ。アートアンドサイエンスでは、このサービスの広告営業・プレス向け資料を企画・制作しました。まず必要だったのは、Webや広告などで活用できるインパクトのあるビジュアルとコピー。まったく新しいサービスということで、キービジュアルには、思い切りの良さ、元気さが何より重要と考えました。ご提案したのは、寿司職人の握る寿司のシャリの上に、スケールやカテゴリを無視したニッポンのさまざまなアイテムが乗っている、というもの。外国人観光客の誰もがわかる「寿司」というモチーフに、おもてなしをイメージさせる「サーブする手」、そしてさまざまなアイテムを贅沢に“てんこ盛り”した様子を撮影しました。寿司というニッポン観光を象徴するモチーフによって定番・王道なイメージは担保しつつ、さまざまな楽しみ方があるニッポン観光を表現しました。

多言語展開を見据えたデザインで
ブランドイメージをコントロール

ビジュアルに使用した寿司やアイテムは、もちろん本物を購入して1点ずつ物撮りし、合成して制作しました。観光や体験、食、カルチャーといった要素のバランスをとりながら印象を調整。 “おふざけ”の要素がある時こそ、制作は手間をかけて真面目に、というのはクリエイティブの定石です。インパクトのあるキービジュアルは、日経新聞などで同サービスが取り上げられた際にも効果的に機能しました。新聞のレイアウトの中で一種の違和感となり、インパクトある記事になったのです。このキービジュアルに加え、コピーや、機能を示すアイコンなど、サービスが継続的にコミュニケーションを行うためのビジュアルトーンを、パンフレットの制作に合わせて策定しました。当初から、パンフレットは3カ国語、WebFacebook4カ国語のバリエーションを制作する想定でしたので、日本語との相性だけでなく、余白やデザインのモチーフなど、国籍や言語にとらわれないニュートラルなデザインをご提案。“和”のイメージをちょっとだけかじりつつ、むしろ無国籍な表現を目指し、定着させていきました。ほぼ同じモチーフとレイアウトですべての言語に展開しており、全体でブランドイメージを許容しています。