カタログ パンフレット制作実績
(業種|製造業)
テサテープ株式会社
外資系メーカーの商品撮影とパンフレットデザイン
スペックや情報だけじゃない
「楽しい」が伝わるビジュアル提案
ラインナップの刷新をきかっけに、製品カタログの内容をフルリニューアルすることになりました。取引先を訪問する際に持参するための製品カタログです。見た人に興味を持ってもらったり、身近に感じてもらったり、そういった現場の人の感覚に響くカタログがほしいというのが、営業サイドからのリクエストでした。
製品カタログは、ともすれば製品の情報の羅列だけになってしまいます。そこをどうユーザーのイメージを膨らませられるようなビジュアルをつくるかが課題でした。それには思わず使いたくなるような、シズル感のあるビジュアルをつくることがキーポイントとなってきます。そこで、さまざまな種類のテープを、素材や特性が伝わるよう写真を改めて撮り直すことにしました。製品カタログは、スペックや必要な分析的な数字がならび、どの会社も同じような体裁になってしまいがちです。商品情報が大事で、写真やビジュアルが重要視されてないというのも問題でした。
どうやってイメージを喚起させるのがいいかを考え、せっかくさまざまなテープを取り扱っているのだから、カラフルで、リズミカルな構成の楽しいカタログをつくるのはどうかと提案しました。表紙も撮り下ろしです。
特製にあった写真撮影で
各製品の違いを一目瞭然に
同じような製品が並ぶので、違いを一目で分かってもらえるような工夫が必要になります。各製品の特性を最大限写すよう、撮影時のライティングにはかなり気を使いました。また、一貫性を持たせるために、すべてのテープを同じアングルになるよう調整しています。それはカタログとしての美しさを追求したためです。撮影同様、トリミングも重要で、この製品のどこを見てほしいのかについてしっかりとヒヤリングを重ね、決定していきました。
テサテープは海外ブランドですから、表紙の写真は海外っぽいムードをとても意識しました。ただ、実際に現場の人に興味を持っていただくのがゴールですから、使用イメージを喚起するシチュエーションカットにこだわりました。2個持ちして歩いている途中といった、現在進行形のビジュアルにすることで、印象に残るはずだと考えます。