カタログ パンフレット制作実績
(業種|製造業)
テサテープ株式会社
外資系メーカーのロゴを活かした印象的なパンフレットデザイン
企業の顔であるロゴを遊びに使った
読み応えのあるカタログを制作
テサテープグループのアジア地域の拠点としての役割を担う日本。日本市場での営業強化に伴って、商品を網羅する商品カタログを制作しました。代理店が商品を発注する際に使用するカタログなので、会社の顔ともいえる存在です。同時に、企業のブランドイメージの構築のためにも、これまでにないようなデザインを考える必要がありました。
世界では非常に知名度が高いメーカーでありながら、日本での認知度はそれほどだったため、カタログとして使いやすいということと同時に、テサブランド自体を認知拡大させるようなものをつくらなくてはなりません。そのためにまず、特徴的なロゴマークのモチーフを、型抜き加工を施して表紙全面に用いることを考えました。そこに遊び心を感じてもらい、ユーザーの興味関心を引くことを狙ったためです。
また、歴史のある会社なので、教科書のような年表式で表現することによって、商品カタログにとどまらない、読み応えのあるものに仕上げました。注意したのは、企業イメージがダイレクトに伝わるようなデザインと、カタログとしての使いやすさの両立を目指すことです。なので、カタログとしてのつかいやすさと、ブランドイメージの構築を意識しました。
つい手に取りたくなるユニークな判型で
印象に残る会社案内に
総合製品カタログなので、代理店の担当者の方が製品を探しやすいように、検索性やカテゴリわけなどが重要でした。同じカテゴリでページをまたぐことなどがないように、スペースや文字の大きさを綿密にデザインしています。また、冒頭には会社概要や営業拠点をまとめ、必要な情報がすぐに見つけられるよう配慮しました。
全体の大半を占める製品カタログは、表組に文字や数字が並び、ともすると平坦になりがちです。そこで、カテゴリのトップページごとに、切り抜き処理した画像と、テープをデフォルメしたアート加工を施しました。それによりページが進み、カテゴリが移るたびにイメージががらりと変わり、カタログ全体にリズムが生まれたと思います。テサテープは世界的な海外ブランドということで、カラーや余白の使い方をダイナミックに取り入れ、海外ブランドであることが感覚的に伝わるようなデザインを心がけました。
なかでも、表紙の型抜き加工は競合カタログにはなかなか見られないもので、かなりのインパクトがあると思います。表紙からしてテサテープのブランドを形づくるカタログとなり、テサテープというブランドを日本で訴求していくうえで、中心的なルールに仕上がりました。