カタログ パンフレット制作実績
(業種|小売)
オフィスコム株式会社
オフィス家具メーカーの読み応えのあるカタログパンフレットデザイン
ただのカタログではなく
オフィス家具の雑誌をつくる
オフィスインテリア業界のなかでも、オフィス空間をゼロからつくるというのを得意にしている企業様からのご依頼です。店舗、WEBサイトのリニューアルに伴い、DMカタログのデザインもお任せいただきました。オフィスカタログ市場にはすでに大手ライバル会社が複数存在しているため、同じようなデザインのDMカタログではなく、もっと面白く、みんなが欲しくなるようなカタログをつくらなくてはなりません。そしてオフィスコムの強みでもある、安さと、安くてもデザイン性が高いことや高品質であること、また企画・コーディネート提案力の高さなどをいかに伝えられるか。これが今回の課題です。
ステレオタイプのオフィス家具のカタログでは、差別化も図れず、読まれる前に捨てられてしまう可能性も十分に考えられます。そこで、一般的に普及している「カタログ」という枠から飛躍し、「雑誌」をつくってしまおうというのがアートアンドサイエンスの答えでした。毎号何らかの提案があって、それが雑誌のように特集されている、読み物としての入り口をデザインしようと試みたのです。みんなが読みたくなる、欲しくなるようなオフィス家具の雑誌づくりに挑みました。
入念なスタイリング打ち合わせの後
300点の商品をまとめて撮影
「オフィスコムが提案するオフィスづくり」というテーマで進めていたため、コーディネートの魅力が訴求でいるよう、メインカットの撮影前には綿密な打ち合わせが必要でした。フォトグラファー、スタイリストとのミーティングを何度も重ね、目指したのはスタイリッシュなコーディネートビジュアル。クオリティの高い写真を使ったスタイリング画像は、雑誌を目指すうえで欠かせないと考えていたのです。しかし、撮影点数が多いという問題もあります。なので、300点以上の商品カットを、いかに短期間で同じクオリティを保ちつつ、撮影するかという、物撮りのオペレーション能力が鍵となりました。
4日間、家具撮影に特化した大型スタジオを借りきり、延べ20名近くのフォトグラファーと一緒に撮影に挑んだのですが、なによりも各人によって、また、各アイテムによってトーンの違いがでないよう気を配りました。結果、カタログ全体を通しての一貫性が生まれたと思います。これにより雑誌というコンセプトどおり、読み物としても、商品カタログとしても、かなり完成度の高いものが出来ました。成果物が好評で、通販のみならず、店頭でも有効活用もしていただけたようです。