採用案内パンフレット制作実績
(業種|IT・通信)
株式会社レコチョク
音楽市場のリアルを伝え、次代の担い手に呼びかける採用パンフレット
エネルギーの「コア」を
デザインコンセプトに
事業拡大への思いを表現
株式会社レコチョクの採用案内パンフレットは、2016年から継続して制作に関わっています。レコチョクと聞くと、音楽配信サイトの「レコチョク」を真っ先にイメージする人も多いでしょう。音楽配信のパイオニアとして高い認知度を誇るレコチョクですが、音楽配信は数ある事業のひとつに過ぎません。近年、力を注いでいるのが音楽体験サービスです。インディーズ活動を支援する「Eggs」やアーティストとファンをつなぐ「WIZY」、ミュージックビデオや音楽映像を配信する「RecTV」など様々な切り口で、音楽の魅力を提供しようとチャンレジしています。いわば、音楽サービス・プラットフォーマーへの変革期。成し遂げるためには、社員一同が連携して未知の世界を切り拓かなくてはなりません。企業の大事な局面を支えるのが優秀な人材。人材マネジメントにおいては、能力だけではなく仕事への熱い思いや探求心をもった人が求められます。採用案内制作の打ち合わせでも「成長意欲」「積極性」「挑戦的」といったキーワードが飛び出します。熟考の末に「エネルギーのコア」というデザインコンセプトに帰結。エネルギーの源である「コア」に、事業を拡張していくダイナミズムを込めました。
デジタル技術の裏側にある
人間ドラマをデザインと
コンテンツに散りばめる
キャッチコピーは例年どおり「キモチ動かせ」。デザインコンセプトの狙いは、定着している現状のイメージを覆す、力強さや活力を感じさせること。表紙のキービジュアルとなる「コア」は、形状や処理、配色、分割具合、角の具合など様々なパターンを試作して効果的なデザインを検証しました。複数のカラーを用いることで事業領域や人材の多様性を表現しており、鋭角的なデザインによって、躍進しようとするダイナミズムを印象づけることができます。コアのあしらいは、表紙から中面に展開し、裏表紙へと至るストーリー仕立て。ページのコンテンツに合わせて、カラーも変化していきます。そのあしらいをよく見てみると、ザラリとしたノイズ処理に気づくはず。これはデジタル技術の内部に息づいている、社員の情熱や喜び、苦労といった人間臭さを表現したものです。前回好評だった社員インタビューも継続。代表取締役や部長などの役員・管理職クラスのコメントは、音楽市場の“今”に踏みこんだ厚みのある内容に。若手社員たちの座談会では、現場のリアルな言葉が集まりました。社員の写真はみな、人となりが伝わる自然体のものを。就活生には、身近な先輩、かっこいい先輩として映ることでしょう。キャッチコピーを上手くデザインに昇華させた一冊になっています。