パンフレット制作実績
(業種|教育)
株式会社 グロービス
間口を広げたデザインで、ターゲットの興味を醸成するパンフレット
MBAの先入観を取り払い
お客様の新たな一面を演出する
パンフレットデザイン
グロービスは、「ヒト:経営大学院の創設、企業内リーダーの育成」、「カネ:ベンチャー企業への投資」、「チエ:経営ノウハウの出版・発信」の領域で、社会人教育・研修・出版などに取り組んでいます。グロービスが提供するサービスのひとつに、「eMBA2.0」があります。これは、eラーニングによって、MBA(経営学修士)の基礎が学べるサービスです。本案件は、eMBA2.0の営業ツールのためのパンフレットとしてご依頼いただきました。これまで、グロービスが展開してきたサービスは、キャリアアップに熱心なビジネスパーソンがおもなターゲットとしてきました。しかし、このeMBA2.0については、若手のビジネスパーソンがターゲット。とはいっても、「MBA」と聞くとハードルが高い印象をもつ人も少なくないでしょう。パンフレット作成にあたっては、この先入観をいかにして解いてあげるかがポイントになりました。ハードルを釣り上げるようなデザインにしてしまっては、機会損失につながります。また、当時はこのサービスも公開したばかりだったため、これまでのグロービスにはない“新たなる一面”をどのように演出するのか、熟考し誌面を構築していきました。
実際の画面を随所に配置し、
わかりやすい誌面構成に。
関心を段階的に高めていく。
ターゲットが若者ということもあり、全体的にフレッシュさを感じさせる色合いにしています。グロービスは、かっちりしたコーポレートイメージがありますが、今回は親しみやすいテイストに。従来のイメージをあえて取り払うことで、新サービスの存在感を際立たせるのが狙いです。表紙を開いた1ページ目には、グロービスが主催するビジネススクールの実績やeMBA2.0の特徴を。全体を通して、フォントにゴシック体を用いることで、カジュアルな印象を与えることができます。冒頭には、Q&Aを配して、サービス利用にあたってのメリットを列挙。現在ほど、サービス自体の認知度、実績がない時期だったため、まずはサービスそのものを知ってもらうことが効果的だと考えました。人材マネジメントやマーケティング、経営戦略など、このサービスは多彩なジャンルのカリキュラムを設けているのが特徴。そのため、2見開き目では、丸ごと1ページをカリキュラム紹介にあてています。さらに、受講フローの紹介へと続き、徐々にサービスの全貌を具体化させていきます。段階的にアプローチすることで、読み手の興味が醸成されていくわけです。誌面の要所要所にプレビュー画面を配置することで、読み手のイメージもより具体的になることでしょう。これまでのグロービスのイメージを崩すことなく、新規顧客のための間口を広げる。絶妙なバランスの仕上がりになりました。