パンフレット制作実績
(業種|IT・通信)
GO株式会社
読者の視線をコントロールする営業用パンフレットデザイン
少ない営業機会を営業パンフレットで最大限の成果を出したい
GO株式会社(旧:Mobility Technologies)は「移動で人を幸せに。」をミッションに掲げ、日本のモビリティ産業をアップデートするITサービスを数多く展開しています。今回、ゲットアップ&デザインは、法人向けサービス「DRIVE CHART」のリーフレット制作を担当しました。AI技術を用いて、危険な運転行動(脇見運転や速度超過など)を発見・分析することができるサービスで、紙媒体の営業資料制作はこのときがはじめて。これまでPowerPointを使った営業活動を進めてきましたが、紙媒体ならではの効果を狙った試みです。パンフレットの運用方法としては、営業担当者が直接顧客に手渡しする以外に、ダイレクトメール発送やイベント時の配布などを想定。しかし、製作期間中はコロナ禍の真っ只中だったこともあり、営業活動が自粛傾向にありました。希少な営業機会を最大限に利用するためにも、強い印象を残すビジュアルが必須です。なかでも、クライアントが表紙のデザインに強いこだわりをもっており、同サービスの特長が一目で伝わるビジュアルを希望。競合他社のドライブレコーダーと差別化を図るためのコンセプトを練りあげました。
営業パンフレットならではの展開で、AI技術や定量データを訴求
ただ単にデバイスや管理画面などの写真を表紙に据えるだけでは、「DRIVE CHART」の優位性を伝えることはできません。そこで「ドライブレコーダーとAIの融合」と、そこからもたらされる「事故防止効果」の的確な表現をビジュアルの柱に据えました。まず、パンフレットの表紙の中心にドライブレコーダーの実機の写真を配置し、それをぐるりと取り囲むように、カメラレンズをモチーフにした丸型のデザインをあしらいました。その周辺に配されている写真は同サービスの機能を表現したもので、ドライバーの目線や走行中の車両にセンサーをイメージにしたデザインを加えています。
また、三つ折りリーフレットの特性もデザインに活かされています。中面のデザインや冒頭のページ(P2)の背景には、プロダクトのコンセプトと事故原因のメカニズムを印象づけるためにオレンジを敷き、プロダクトの機能を詳述するP3以降の中面と区別。そのほか、同サービスの実績を強調するために、AIによる事故検知率や利用率などの定量データを丸囲いして大きく掲載。パンフレットを畳んだときに、P2とP4の丸型デザインが重なるようにするなど、デザイン上の遊び心も取り入れています。