パンフレット 会社案内制作実績
(業種|製造業)
オートリブ株式会社
老舗グローバルメーカーの歴史をダイレクトに伝えるパンフレットデザイン
日本国内での知名度UPを目的に、老舗メーカーがパンフレットを作成
オートリブは、自動車の安全部品を供給するグローバルメーカー。スウェーデンのストックホルムに本社を構えており、1953年の創業以来、シートベルト、エアバッグなどの「人命保護ソリューション」を提供してきました。自動車でおなじみの三点式シートベルトのパイオニアであり、現在は世界27カ国に事業を展開。世界トップシェア(2022年度)を誇ります。1987年には日本法人のオートリブ・ジャパンを設立し、安全なモビリティ社会の実現に向けて事業を進めています。しかし、誰もが知る三点式シートベルトの元祖でありながら、日本国内で充分な知名度を得ているわけではありません。ままあることですが、事業規模の大きさと知名度の高さは必ずしも一致するわけではないのです。そんな知名度向上の打開策として制作されたのが、こちらのパンフレットです。技術展示会での配布を目的としているため、オートリブのことを全く知らない人への配慮が必要でした。長年築きあげてきたブランドイメージをストレートに伝え、競合他社との差を明確にするため、構成を練りあげました。
ターゲットを絞りこみ、パンフレットで取り上げる情報を精査
パンフレットやカタログなどを制作するにあたり、まずは情報の優先順位を決めることが重要です。沿革、組織概要、事業規模、製品など、取り上げる情報は多種多様。これらをパンフレットのコンセプトに合わせて精査して、読み手に刺さる構成を立てるのがゲットアップアンドデザインの役目といえます。今回のパンフレットでは、冒頭の見開きにコーポレートビジョンや沿革などの「会社概要」を割り当てました。これは、オートリブの存在を知ってもらうことが最優先事項だと考えたからです。輝かしい実績を読み手に伝えるために、ページ下部には創業から現代に至るまでの開発史を配置。長い歴史を誇るオートリブだからこそのアプローチだといえます。次ページでは、オートリブが手がけている「事業領域」を網羅。自動車の透視図を用いているので、随所に搭載されているシートベルトやエアバッグ、ステアリングホイール(ハンドル)などが一目でわかります。また、オートリブが長きに渡り「人命保護ソリューション」を提供してきた背景から「サステナビリティ」のページにも大きなスペースを割きました。そして最後は、表4にある「Saving More Lives」(より多くの命を守る)のキャッチコピーで締めくくられます。また、オートリブの持つ、グローバルデザインルールに遵守しデザインをしています。