パンフレット 学校案内パンフレット制作実績
(業種|教育)
東京農業大学
学校のブランドイメージを刷新する大学案内パンフレット
伝統校のイメージを
アップデートする
パンフレットの新しいデザイン
東京農業大学は実績と知名度ともに東京を代表する私立大学です。少子化という課題を前にして、都内私立大学は各校生徒獲得のために様々なコミュニケーション戦略を打ち立てて熾烈な競争を行っていますが、東京農業大学も前年度とは大きく異なるチャレンジングなコミュニケーションをデザインしようとしていました。アートアンドサイエンスが提案したのは『農業』というキーワードのアップデートをパンフレットのゴールとすること。『農業』分野は、ドローンや遺伝子研究などの活用も積極的なイノベーティブな学問分野であり、AI、ビッグデータ、IoTといった先進のITテクノロジーとも親和性が特に高い領域。さらに、SDGsをはじめとする世界の未来創造という使命も担ういま極めてアクチュアルな領域です。しかし、一般的な言葉の印象として『農業』が持つイメージは必ずしもそういった現代的で先進的なイメージではありません。アートアンドサイエンスは、コピーライティングはもちろん、写真のトーン、フォントやイラストのタッチの選定まで、すべて『農業』のイメージをアップデートすることをコンセプトにデザインを実施。「『農業』のイメージがアップデートされれば東京農業大学のイメージが新しくなる」を合い言葉に制作を進めました。
3つのキャンパスを数十日にわたり撮影
先生と学生を数十人以上インタビュー
総力をかけたパンフレットデザイン
大学案内という百数十ページ以上のパンフレットを制作するにあたり、ページの構成、デザインのトーンと文字組テンプレートの設計、撮影のディレクション、イラストのディレクションなど、コンテンツの設計からビジュアルのマネジメントまでトータルでデザインディレクションを行っています。パンフレットに掲載されている写真に専用アプリをかざすと、学部ごとに異なる紹介ムービーが自動再生される機能も実装。パンフレットからアプリのダウンロードへ誘導し、生徒とのタッチポイントを増やす試みを提案しました。また、今回のパンフレットのリニューアルはWebサイトとの同時リニューアルプロジェクト。メディアと情報の切り分けも重要なミッションでした。既存の180ページほどある大学案内の情報を整理し、WEBと大学案内の役割を再定義。詳細をWebサイトに移行することで、紙面ボリュームの圧縮も可能になりました。「大学案内」を、志望校として認識してもらうための興味喚起ツールととらえ、共感性、雰囲気や代表的な特長といったアウトラインを理解してもらい、さらにWebサイトにアクセスしてもらうためのメディアとして制作しました。