制作実績

パンフレット制作実績

日本交通文化協会

公共・インフラ関連事業の活動報告 シンプルなパンフレットデザイン

作品紹介にとどまらず
パブリックアートそのものの魅力も
訴求するパンフレット

鉄道駅内のコンコースなどで見かける巨大なステンドグラスや陶板レリーフなどで作られたアート作品の数々。これらは「パブリックアート」と呼ばれるものです。パブリックアートは、公共の場で人々が芸術や文化に無意識のうちに親しむ機会を増やし、うるおいのある社会をつくっていくものとして、70年余りにわたって普及活動が続けられています。今回は、そんなパブリックアートの設置を推進する日本交通文化協会と作品の制作を担う交通広告会社・NKBから、パンフレットのデザイン・制作をご依頼いただきました。パンフレットは、新作が完成するごとに制作され、作品お披露目会の来場者や公共交通機関などへ配布されるほか、パブリックアート設置を推進する営業用資料としても活用されるものです。アートアンドサイエンスが制作したのは、“マンガの神様”として今も愛され続ける手塚治虫さんの原画をベースとした「Osamu Tezuka, Characters on Parade ~手塚治虫キャラクターズ大行進~」(設置場所:東京臨海高速鉄道りんかい線 国際展示場駅改札内コンコース)を紹介するパンフレットです。表紙・裏表紙を含めて4ページと限られた紙面ながら、掲載すべき情報は盛りだくさん。それでも、作品の設置場所となる公共交通機関などへの営業資料としても活用できるよう、当該作品の紹介だけでなく「パブリックアートの意義・魅力」にも言及することをご提案しました。

作品の持つワクワク感を
読み手が追体験できるような
パンフレットを目指す

表紙・裏表紙を含めて4ページと限られた紙面ながら、掲載すべき情報は盛りだくさん。それでも、作品の設置場所となる公共交通機関などへの営業資料としても活用できるよう、当該作品の紹介だけでなく「パブリックアートの意義・魅力」にも言及することをご提案しました。また、実際に作品を見たり触れたりしたときに感じられるワクワク感を、パンフレットを通じて読み手が追体験できるようなデザインをと考えました。作品の制作過程を紹介するパートでは、マンガを彷彿とさせるコマ割りや擬音語・擬態語のあしらいなど、遊び心のある演出を行いました。作品写真は、一般公開前に、終電後の駅構内で撮影。厳しい照明環境の中、陶板レリーフの素材感とキャラクターたちの生き生きとした表情の両方を写し出すよう工夫しています。必要な情報を見やすくレイアウトするだけではなく、読み手にどんな体験を提供するのか。これを考え尽くして具現化するのが、アートアンドサイエンスのパンフレット制作のこだわりです。