パンフレット制作実績
(業種|建設・不動産・プラント)
アルコタワー
不動産管理会社の外資系企業向けシンプルなパンフレットデザイン
幅広い企業誘致を視野に入れて
位置する環境そのものをブランド化
目黒雅叙園に併設する構想オフィスビル「アルコタワー」。雅叙園の全面改装時に建設されました。同敷地内には外資系企業の日本法人が多く入居しており、国際色豊かな人の往来があります。目黒という立地条件の良さ、雅叙園に併設するオフィスビルという知名度の高さ、そして利便性は日本企業のみならず、広く世界に向けた企業誘致も意識して伝える必要がある。その誘致を目的とした施設紹介パンフレットの制作依頼が、このプロジェクトのきっかけです。課題は「アルコタワー」として単体の価値を示すのではなく、目黒という交通の便の良さや併設する目黒雅叙園の存在価値も含めた「アルコタワー」として付加価値を高めることがブランド化には必要なことだと考えました。オフィスビルとしての機能面に、目黒という立地が持つ環境の良さや日本らしさのテイストを差し込み、“知性と感性の融合”を意識してデザインを設計。メインとなるアルコタワーの知的なイメージを印象づけるため、シャープな斜線で表現したキーモチーフを取り入れています。
読みやすさと
立地の良さを印象づける写真と
ページをめくる前から
興味喚起する仕掛け
テキストは和文と英文の並列表記。英文テキストが読みやすく、そして美しくレイアウトできるように、横長形状の冊子タイプを提案しました。申込書類や見積もりなどの付属書類を挟み込めるポケットにも、キーモチーフを使ったブルーの斜線を取り入れています。その中面にアルコタワーのみに着色した周辺の航空写真をモノクロで配置。都市に溶け込みながらも知的な存在感を放つアルコタワーは、とても印象的に仕上がりました。また、オフホワイトの紙面にロゴのみを配置したシンプルな表紙は、知的なオフィスビルの印象を与えていますが、ちょっとした工夫も加えました。表紙の端を意図して短く裁ち落とし、1ページ目の写真が少しだけ見えるようにしています。表紙からチラリと覗くのは、目黒の歴史ある街並みや雅叙園の伝統的な和のテイストの写真。感覚的な興味を刺激し、このパンフレットを手に取った方々が、自然とページを開きたくなる仕掛けになっています。