会社案内制作実績
(業種|金融)
Oakキャピタル株式会社
金融系企業のシンプルで洗練された会社案内パンフレットデザイン
クライアントが「言いたいこと」と
読者の求める「必要な情報」
そのギャップをエディトリアルで解消
Oakキャピタル株式会社は、前身の繊維会社の創業から数えると150年を誇る歴史ある企業です。現在の主力事業は、日本ではあまり類を見ない独立系投資銀行であり、専業として培ってきた様々なノウハウから独自のメソッドを確立し、多くの実績をお持ちです。業績が低迷している企業のブランド力や技術力、成長力といった伸びしろに着目し、企業価値を確実に伸長させるための「成長戦略支援」を投資方針に掲げています。アートアンドサイエンスは、同社が注力する「ベンチャーおよび中小企業を中心とした上場企業を対象とした支援」に関するサービス紹介パンフレットを制作しました。読者となる対象は、クライアントと投資パートナーとなる全国の地方銀行・信用金庫の方々。郵送を前提としたDM型のパンフレットであることから、読み手の状況を意識した情報の取捨選択が必要です。ゴールを明確にした上で、情報にメリハリをつけた紙面を提案しました。冊子を手に取った人がOakキャピタル社やサービスの価値を端的に理解しやすい構成を意識し、クライアントから提供された膨大な情報を編集していきました。
棒グラフを使わずに
実績や成長の信頼性を高める
紙面は、各コンテンツを見開きでまとめ、読み手の情報取得に負担をかけずに読み進められるように構成しています。その中でクライアントの企業価値を感じてもらうために、数字データをグラフィカルに表現することを意識しました。特に、折れ線グラフや棒グラフが表す意味を再定義し、「脱・右肩上がりグラフ」を合言葉に、グラフでは見えてこない成長性や実績を明快に伝えられるような紙面デザインを追求しています。一方で、表紙は読み手にとって、クライアントとのファーストコンタクトとなる重要な部分です。クライアントの要望を取り入れた表紙のデザインには、信頼感と躍動感を意識したビジュアルを採用。指先の指し示す上部にクライアントロゴを配置するなどして読み手の視線を意識し、細かい部分にも配慮しました。受け取った際に、どのような人に向けたものかが一目で分かるように誰宛であるかを文字にすることで、誰にどんなことを伝えたいのか、自分たちは何者か、といったパンフレットに期待される目的がダイレクトに伝わるようにしています。受け入れやすさを意識した仕上がりとなりました。