パンフレット制作実績
(業種|建設・不動産・プラント)
千代田テクノエース株式会社
ギミックを盛りこんだ、医療施設エンジニアリングのパンフレット
メリハリのある構成案を採用し、
誠実さ、親しみやすさを
パンフレットデザインに落としこむ
本案件は、千代田テクノエース株式会社の新規事業である医療施設エンジニアリングのパンフレットになります。これまで、同社が取り組む事業の主軸は、医薬・医療工場や研究施設などの支援事業でしたが、外部パートナーとの連携を足がかりにして新たな市場への開拓を試みています。ターゲットは、100床ほどの小・中規模の医療施設。新規営業時や専用技術展などで配布されます。パンフレットのコンセプトは、既存事業で培った知見にもとづいた医療施設エンジニアリングを伝えること。新規事業ということもあり、ご担当者さまの制作にかける意気込みは、これまで以上のものでした。ご提案した構成案は8ページ、10ページ、12ページの3パターン。最終的にメリハリのある情報設計が可能な10ページで構成することになりました。パートナー企業を紹介するページには片観音折りを採用しました。ターゲットの規模から、地域密着型の医療施設が対象になることが想定されます。したがって、トーン&マナーは同社の誠実さや親しみやすさを全面に押し出した構成に。過去に制作した「研究施設エンジニアのご案内」や「医薬・医療関連工場エンジニアリング」と世界観を合わせた誌面を構築しました。
じょじょに情報の密度を上げていき
片観音折りによる仕掛けで、
読み手に訴求ポイントを印象づける
見開き1ページ目にはエンジニアリングポリシーとして同社がモットーとする「オーナーズエンジニア=お客様のエンジニア」を掲げました。“信頼の厚い医療施設”、“価値が継続する医療施設”などをアイコン化し、同社が理想とする医療施設を訴求します。見開き2ページ目に、従来の医療施設が抱える課題を羅列したのは、読み手の共感をうながし同社との“接点”を構築するため。紙面全体を使って業務プロセスのフローチャートを展開し、見開き3ページ目ではより情報の密度を上げて一貫責任体制や導入実績を詳述しました。コンテンツの最後を締めくくるのは、同社と連携するパートナー企業です。片観音折りを開くと、同社のパートナーにあたる設計事務所、医療経営コンサルティング企業が横並びになります。青・緑・紫のキーカラーを設定して、各事業者の役割を明示しました。片観音折りによる演出は、デザインスペースが活用できるだけではなく、ちょっとしたギミックとして読み手にも印象が残ることでしょう。概要から詳細への流れをシームレスにつなげることができて、満足のいく仕上がりとなっています。