株式会社南江堂(業種|メディア)
営業部宣伝課 逸見さん(写真右)・竹本さん(写真左)
毎年書店で書籍を手に取りたくなるポスターに生まれ変わりました
マンネリ化していたデザインが反響の大きいデザインに
当社が出版している「今日の治療薬」は、ベストセラー書籍です。宣伝のために、毎年3社位のデザイン会社を呼んでコンペを行うほど力を入れています。しかし、何年もコンペに参加していただいているので、デザイン案がマンネリ化。そこで、新たな血を入れたいと思って、新たなデザイン会社を探していました。もともと「今日の治療薬」は、ドラスティックに変わるものじゃなく、辞書のように中身が少しずつ変わるくらいの変化の少ない書籍。なので、毎年同じようなデザインになりがちでした。それを打開するため、書籍の売上げを伸ばすためにと、アートアンドサイエンスをコンペにお誘いしたのがキッカケです。どの書籍も新刊は発売されて半分以上が平積みされません。ですが、「今日の治療薬」は年間を通して書店で平積みされ続ける書籍です。だからこそ、ポスターや書籍の帯で目を引くことが、とても重要でした。アートアンドサイエンスには、2016年度版に向けて2015年からコンペにご参加いただいています。その初年度にご提案いただいたデザインは、とてもインパクトが強かった。これまで社内でポスターを見せても反応は少なかったのですが、2016年度版のポスターは社内からの反応がすごくあり、驚きました。
新たなチャレンジが功を奏し過去最高の売上げを更新
職業を固定してしまうことで、一部に絞られ、すべての医療従事者から手にとってもらえなくなるのではないか。そんな懸念点を抱いていたことから、今までのポスターには人物写真を使用してきませんでした。けれど、2016年度版の反響が大きかったポスターには、初めて人物写真を使用。アートアンドサイエンスがご提案してくださった際、当社が想定していた職種を網羅してくれていたことで、安心感を持って採用させていただきました。実際、書店に貼られたポスターは目を引くものになり、過去最高の売上げを記録。また、今回からキャッチコピーを大きく使ったこともプラスに働いています。「一生、アップデート」という訴求力のあるキャッチコピーが入ったことによって、購入してくださる方々からの反応もよく、売上げに繋げることができました。例年、薬価改定時期が偶数年ということもあり、過去最高の売上げが出た翌年は売上げが数%下がります。しかし、2017年は違いました。2016年の反響を見て、2017年度版にも「一生、アップデート」のキャッチコピーを採用。その結果、売上げの減少は1%で済んだのです。デザインやキャッチコピーの大切さを実感する年になりました。
信頼しているからこそ殻を破る新たな提案に期待
2018年度版は発刊40周年ということもあり、キャッチコピーを一新。「ずっと初心。」というキャッチコピーを採用し、爽やかなイメージのポスターを制作していただきました。これまでもそうですが、医学書の業界そのものが堅いイメージの業界です。その殻を破って、宣伝を続けていければ、まだまだ伸びしろはあると思っています。特に、力を入れているのは若年層も含めた医療従事者への訴求。書籍そのものを購入する世代は年齢の高い方が多いので、学生さんや就職して1年目・2年目の方々にも購入してもらえるように宣伝する必要があると考えています。電子版もいいですが、やはり書籍を買ってもらう訴求も大切にしていきたい。一度買っていただければ、ずっと使える書籍ですから。2018年度版の「今日の治療薬」の売れ行きも好調で過去最高のペースです。これも業界のことをよく調べてもらえ、馴染みがない業界について販売の流れも含めてご理解していただけているおかげ。ご提案いただく内容に、安定感や信頼感を持てています。スタッフさんとお話していても安心感を持てるので、これからも売上げを伸ばし続けられるような提案をお願いしたいですね。
制作実績
出版社の販促キャンペーンの企画とデザイン
- 制作物
- ポスターポスター・チラシ・POPほか
- 仕様
- B2、A4、A3半裁ほか
- 紙
- テイクGA-FS、マットコートほか
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