株式会社太陽油化(業種|建設・不動産・プラント、運輸・物流)
東京バクテリアラボ 荒木幸人さん 北館 圭さん
ブースデザインの提案から新規事業プロジェクトにまで発展
1回目の話し合いで既にすばらしいアイデアをいただきました
私たち太陽油化は、廃油の回収、処理、リサイクル、販売を自社工場で行っている都内23区で唯一の会社です。アートアンドサイエンスには、以前から弊社の社外広報誌の制作をお願いしています。弊社は毎年「産業交流展」という、東京都主催の国内最大級のトレードショーに参加しているのですが、今回はブースレイアウトをお願いしました。展示ではバクテリアを使った新製品を見せたいということは決まっていたので、どういう見せ方をしたらいいのかを含め、相談させていただきました。そこでいただいたのが「東京バクテリアラボ」というアイデアです。
通常展示会では、社名を大きく謳った上で見せたいものを展示、陳列するのが定石です。しかし、そうではなく「東京バクテリアラボ」というプロジェクトを作り、そのプロジェクトの研究結果発表の場と位置づけて商品を紹介したらどうかという考えでした。そのアイデアは会議に出席していた人みんなの心をすぐに掴みました。汚泥処理事業でバクテリアと向き合ってきた私たち。研究はしてきていたものの、そのチームに名称は今までありませんでした。
期日が短い中大変スムーズなやり取りをしていただきました
「東京バクテリアラボ」というワードから、展示会場自体、研究所の印象を全面的に作り出そうということで話が進みました。白く清潔感のある壁や机、接客対応をする人物には白衣を着させる、など物語がどんどんできていきます。普段は第1回目の話し合いでここまで決まることはまずありません。その場でコンセプトを固めてくれ、簡単にブースレイアウトの画を描いてくれたところもよかったです。満場一致で承諾を得て、そのままブースとパンフレットのデザインをお願いしました。かくしてスタートした「東京バクテリアラボ」。展示会までの準備期間が短い中でしたが、とてもスムーズなやり取りをしていただきました。こちらが四苦八苦することなくことが進められて、プロに頼むとこんなに違うのかと実感しました。
実際の展示会ですが、蓋を開けてみたらブースを訪れる人が今までの3倍くらい増え、過去最高の来場者数という結果に。会期修了翌日にはすでに注文が入るなど、ものすごく反響がありました。壁に書かれた「バクテリアが東京をもっと素敵に!」というコピーに興味を持たれた方が多かったようです。研究所というブースの設定も人目を引いて、多くの方に「東京バクテリアラボ」を周知させることができました。
多くの反響をいただけるのは私どもも嬉しいです
「東京バクテリアラボ」に使われるロゴは名刺や白衣、パンフレットなどさまざまなところで使用していますが、ものすごくいい反響をいただいています。あるお客様は「バクテリアはグロテスクな印象があるが、このロゴによって物事が良くなる、きれいになるというイメージが十分伝わる」とおしゃっていました。本当にこの研究チームにピッタリな素敵なロゴだと思います。ブースレイアウトデザインも、パンフレットも、こちらが要望した以上のものを成果物としてあげていただきました。業界的なイメージはまだ暗いところがあるのですが、それが一転しました。爽やかに仕上げていただき、会社としてのイメージも非常に向上したと思います。
また、「東京バクテリアラボ」という素敵なネーミングは、社内の研究チームの名称としてそのまま継続していくことも決まっており、これはこれからの太陽油化を支える柱になると確信しています。本当にすばらしいアイデアと成果物をありがとうございました。